風に恋したキミと
それから2ゲームともこなすと、わたしたちは靴を返却して受付のところに向かった。
「こちらまずはじめにお二人のスコアですね。
こちらがきりっしーさんので、二枚目がりおさんのです」
にっこり笑いながらわたしと桐島に渡してくれるスタッフさんに思わず空気読んで!って叫びたくなった。
「…………」
「あ、ありがとうございます!」
と言ってわたしはさっさとスコアをもらってバッグにしまった。
怖い怖い。隣から殺気が……。
これは絶対に絶対にふざけても部活では言えないなって思った。