風に恋したキミと



「やったー!ありがとう!」



わたしはスタッフさんの前なのに大きな声で喜んでしまった。



そんなわたしにスタッフさんは「ここまで喜んでいただけたお客様は滅多にいませんので、こちらとしても嬉しいです。



またお越し下さいね」と言ってくれた。



そして、良かったら七夕も近いので短冊も書いて行って下さいと言うと軽く頭を下げて見送ってくれた。



「あっ!短冊!」



「まじで書くのか?あんなの小学「行くよっ!」



桐島の言いたいことが分かったから、途中で遮って桐島の腕をグイっと掴むと



視界に入った短冊がいっぱい下がった笹が見えて一瞬だけ走ったんだ。



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