風に恋したキミと
「ありがとう!助かる~!
いつ練習予定出るかみんなで早く早く!って最近ずっと話してたんだよね」
お休みがいつあるかわくわくしながら言うと、柊くんは急にテンションを下げながら『残念なお知らせが……』と言ってきた。
「残念なお知らせって?」
「いいからまずは見てみろよ!」
急かす柊くんに言われながら、わたしはもらった練習予定に目を通してみた。
目で追いながら、心の中で「休み!休み!休み!」と唱える。
だけど、何回上から下に見直してみても……。
「え?!休み一日もないの?」
わたしはびっくりして思わず大きな声を出してしまった。