風に恋したキミと
「楽しそうとかそう言うんじゃなくて、普通に話してただけだよ!
腕掴んでたのは無意識。それ以外ないもん。
前にも言ったけど、柊くんとは部長同士だから話す機会だって他の男子と比べてあるんだから分かってよ」
「そんな理由で納得できるわけねぇだろ。
だったらもっと離れて話せよ」
離れて話す?ケンカしてるわけじゃないのに?
そんなの周りから見たらすっごく変じゃん。絶対おかしいよ!
「…………」
「莉桜は俺だけ見てればいいんだよ。他のヤツに笑ったりすんな」
今度は男子に笑うなってまで言われた……そんなのあんまりだよ!
わたし……佑真のロボットじゃない!!