あきらめない ~ 青空の下のマウンド ~

静かに部屋に入る


そっと歩いて近づき、永岡くんのおでこにあるぬるいタオルをとる


「ゴホッ…」


永岡くんが咳をした


きつそうだな…


夕食は喉にいいものを入れようかな


喉にいい食べ物か…


冷蔵庫の中に生姜あったかな?


千夏ちゃんにはオムライスを作ろう


そんなことを考えていると、グー…と自分のお腹がなった


そういえば今日、なにも食べてないや…


私は永岡くんの部屋から出てリビングに戻り、フライパンに残っていたチャーハンを皿に盛った


「いただきます」


チャーハンは思っていたよりも美味しくて、ペロリと食べることができた


その後は食器を洗ってから、永岡くんの看病をして、3時になってからは千夏ちゃんを起こし、2時間ほど一緒に遊んて、夜ご飯のオムライスを一緒に作った


そして、生姜入りのお粥を千夏ちゃんと一緒に永岡くんのいる部屋へ持っていった

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