【続】裏アリ男子にご注意ください!
「バカなの?」
あきれたような、そんな声とともに。
カシャン、と水色のウサギが落ちてきた。
クレーンゲームの景品をあんな一瞬でとれるなんて、誠ってやっぱすごいなぁ。
「ほら、これもあげる」
「……え?」
誠がいきなりの言葉に驚くあたしの手の中に、きゅっと水色のウサギをにぎらせる。
「こういうの、安田がして俺がしないなんて彼氏として恥ずかしいしね」
「……へへっ」
ありがとう。