僕と三課と冷徹な天使
励まし
三課に戻ると、
コオさんはいなかった。
とりあえずほっとする。
すかさず、吉田さんが
「灰田、大丈夫か?」
と声をかけてくれる。
多分みんなにバレバレな僕の気持ち。
何だか恥ずかしくなってきた。
「あくまでも元彼だからな、気にするな」
そうですよね、すみません。
こんなことで心配かけてしまって・・・
でも『元彼』を
気にしないっていうのは
僕の経験値では
無理なんです・・・
「吉田さんの言うとおりだよ。
コオさんはもう坂崎さんのことを
好きじゃないんだからね」
あっこさんが言ってくれる。
え、そうなんだ。
もしかしてまだ好きかもって思ってた。
何だかコオさん変だったから・・・
少し心が軽くなる。
「いや、でも転勤で別れたんだから、
復縁もあるんじゃないかなあ・・・」
じゅんさんが僕をいじめる。
みんながじゃんさんを睨む。
「えー、だって本当のことじゃないですか・・・」
ちょっと嬉しそうなじゅんさん。
責められたかっただけか。
気にしないでおこう・・・
ああ、でも無理かも・・・
「コオさんが言ってたから間違いないよ。
灰田、しっかりしなさい。
コオさんに育ててもらった恩を
仇で返すつもり?
元彼が来たくらいでそんなに落ち込んで」
あっこさんは
励ましてくれているのだと思うが
僕はかなりの衝撃を受けた。
まったくもって、その通りです・・・
せっかく育てた後輩が、
こんなささいなことで、
仕事ができなくなるなんて
コオさん、あきれただろうなあ・・・
情けない。
嫉妬が自責に変わる。
「灰田君、がんばって。
まだ挽回できるよ」
いつも静かな八木さんまで応援してくれる。
ここまでみんなを巻き込んでしまうと
恥ずかしいを通り越して
何だか申し訳ない気持ちだ・・・
落ち込んでる場合じゃないな。
「みなさん、すみません。
僕、がんばって仕事します」
と僕は宣言をした。
みんなは僕を応援するように
笑ってうなづいてくれた。
コオさんはいなかった。
とりあえずほっとする。
すかさず、吉田さんが
「灰田、大丈夫か?」
と声をかけてくれる。
多分みんなにバレバレな僕の気持ち。
何だか恥ずかしくなってきた。
「あくまでも元彼だからな、気にするな」
そうですよね、すみません。
こんなことで心配かけてしまって・・・
でも『元彼』を
気にしないっていうのは
僕の経験値では
無理なんです・・・
「吉田さんの言うとおりだよ。
コオさんはもう坂崎さんのことを
好きじゃないんだからね」
あっこさんが言ってくれる。
え、そうなんだ。
もしかしてまだ好きかもって思ってた。
何だかコオさん変だったから・・・
少し心が軽くなる。
「いや、でも転勤で別れたんだから、
復縁もあるんじゃないかなあ・・・」
じゅんさんが僕をいじめる。
みんながじゃんさんを睨む。
「えー、だって本当のことじゃないですか・・・」
ちょっと嬉しそうなじゅんさん。
責められたかっただけか。
気にしないでおこう・・・
ああ、でも無理かも・・・
「コオさんが言ってたから間違いないよ。
灰田、しっかりしなさい。
コオさんに育ててもらった恩を
仇で返すつもり?
元彼が来たくらいでそんなに落ち込んで」
あっこさんは
励ましてくれているのだと思うが
僕はかなりの衝撃を受けた。
まったくもって、その通りです・・・
せっかく育てた後輩が、
こんなささいなことで、
仕事ができなくなるなんて
コオさん、あきれただろうなあ・・・
情けない。
嫉妬が自責に変わる。
「灰田君、がんばって。
まだ挽回できるよ」
いつも静かな八木さんまで応援してくれる。
ここまでみんなを巻き込んでしまうと
恥ずかしいを通り越して
何だか申し訳ない気持ちだ・・・
落ち込んでる場合じゃないな。
「みなさん、すみません。
僕、がんばって仕事します」
と僕は宣言をした。
みんなは僕を応援するように
笑ってうなづいてくれた。