私がコンビニに通うわけ。


「だって俺、頭いいし。教えてやろーか?」


そう言って、私の真っ正面に座る涼。


「マジで!?やったー!もうマジでわかんなくて困ってたんだよねー。」


これで応用問題にも勝てる!


「うわ!涼ずりー!俺にはいっつも教えてくれねぇくせに!」


「ったりめーだろ。男に勉強教えてなんの特になんだよ。ほら、やんぞ」


「まって!俺にも教えて!教えてください!」


そう言って私の隣に座る康太。


「しょうがねーな。じゃあとりあえず適当に問題といて、わかんなかったら言えよ。」


「「はーい!」」


「まったく。返事だけはいいんですこと」


呆れ顔の涼をほっといてもう一度問題を読む。


やっぱわかんねーな。






< 39 / 121 >

この作品をシェア

pagetop