私がコンビニに通うわけ。


「じゃあ見てみてよ!全部あってるとは言わないけど、前よりいいはずなんだから!」


なんてったって、今回は私一人じゃないんだもんね!


涼という頭のいい人と一緒にやったんだから!


「ほんとかー?」


またニヤニヤしながら虎ちゃんがパラパラと私の課題のページをめくる。


「お!?めちゃめちゃな答えがない……だと?」


「それみたかー!これでもう行ってもいいよね!じゃ、バイバイ虎ちゃん!」


「しつれーしましたー」


とらちゃんに手をふって職員室から出た。


やっと出られたよ。


「あれ?麻友と康太じゃん!どうしたんだ?二人で。怪しいな!」


職員室を出てすぐ、玄関から入ってきた人に声をかけられた。


「あ、涼!おはよ!」


「はよ。」


ちょうど玄関から入ってきたのは涼。


私たちが朝から二人でいることに驚いてるみたい。


それでもニヤニヤしてるところが涼らしいっちゃ涼らしい。



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