私がコンビニに通うわけ。


「さてと、この話はもう終わりで。どんなに麻友ちゃんがいやがっても、俺は年下の女の子には奢られたくないしね。家どこ?おくるよ。」


「う~……ありがとうございます……」


なんか納得いかないけど、おにーさんがここまで言うのならしょうがない。


でも、やっぱり悪い気がする……


これじゃあ、私が奢らせるためにカフェに誘ったみたいじゃんか!


「家どの辺?こっから近い?」


納得してないの丸出しな私をスルーしたおにーさん。


もうこの際気にしないことにしようか。


「こっから15分くらいですよー。」


「あ、そうなんだ。じゃあ俺んちとちょっと近いかもね。」


そう言いながら歩きだした私たち。

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