SEY LOVE ME ~好きなんだ~


「で、話ってなんですか?」


「……あなたは……斎藤君のなんなの?」


なんだ。そんなことか。

「何って?友達だけど、それがどうかしたの?」


ただの友達。

自分で言ったくせになぜか胸が痛んだ



「ふざけないでよ!私はあなたより前から斎藤君と仲良くしてきたのに!
何であなたの弁当は食べるのよ!」

そういえば、今朝断られていたな。

「……それは……その。」


斎藤君に好かれてて♡なんて死んでも言えない。

「まさか彼女?」

「それはない。」


あーあ
即答しちゃったよ。

って即答して当たり前だってば!何でそんなに自分の発言に傷ついているんだろう。




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