鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





「それ、おかしいよ。



 代が代わっているのなら、今不老不死の番人たちは何人も存在していることになるはず。



 だって、不老不死だから。


 
 この世から、いなくなるのはおかしいよ。



 それでも、いないって・・・・・・」



「っ!!  そんな・・・・・・」



「そんなこと、考えたこともなかった・・・・・・」




 曾爾も曾於も、やっと気づいたらしい。


 この矛盾点に。




< 149 / 445 >

この作品をシェア

pagetop