鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~
そんなお母さんがこんな状況で、あんなに強いお父さんが本当に弱ってしまった。
家族のあたしにも、弱音は吐かずに。
言ってくれてもいいんだよ。
そう、言ってしまいたい。
でも、言えない。
あたしはただ、お父さんに寄り添って笑いあうことしか出来ない。
それでも、お父さんが笑顔でいてくれるなら、あたしはどんなことでもやるよ。
だから、お父さん。
負けないで。
必ず、お母さんを守って・・・・・・。