鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





「さっきから言っているように、これは遊びじゃない。


 もしかすると──命を落とすかもしれない。


 それでもいいか?」



 伯は、一瞬ポカンとすると、グッと表情を引き締めた。


 そして、力強く頷く。



「うん!」



「よし! いい返事だ」



 お父さんは表情を和らげた。


 
「俺、迷惑かけませんから!


 お願いします!」



 バッと頭を下げた伯は、大声で言った。


 げ、元気・・・・・・。


 なんか、ゆっきーとロイルさんからは、想像も出来ないような・・・・・・。


 どっちとも似つかない感じの性格・・・・・・。


 
 ということで、伯が仲間に加わった。



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