鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





『・・・・・・ふむ。


 りんはああいう趣味だったのか』



 ナディーンさん!


 何勝手に解釈してるんですかー!



『ちょっとだけ・・・・・・興味ある』



 いつもは静かなエクさんまで・・・・・・ズイとキレイな顔を前に突き出した。


 5対1って・・・・・・。


 ゴメン、絖覇!


 あたしもうムリ!



『えと・・・・・・絖覇と・・・・・・つ、つ、つ、付き合うことに、なりましたっ・・・・・・!』



『『キャ━━━ッ!』』



 女王、王女は互いの手を握り、顔を赤らめ、黄色い悲鳴を上げた。


 その声に、真っ赤になってしまう。


 ゴメン、絖覇・・・・・・。


 言ってしまいました・・・・・・。



『もう! りんりんたらっ!


 隅に置けないんだから』



 このこの~、とナトはあたしの頬を突っつき、からかってくる。


 ああ、もうどうにでもなれ。





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