鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~






 あー、ハードな一日だった。


 家に帰ってくるなり、あたしはベッドにダイブした。


 あの天界幹部女性軍の質問の量といったら・・・・・・!


 もういくつ質問されたかわからない。


 なんか、いつあたしたちが出会ったかとか、いつから好きだったの?とか・・・・・・。


 しかも、皆さん威圧感ハンパないし・・・・・・。


 結局、全ての質問に答えてしまったあたしでした。



 でも・・・・・・。


 あたしは、昨日から絖覇の『彼女』になったんだ・・・・・・。


 幼なじみでも、友達でもない。


 他にはない、唯一無にの場所に・・・・・・。


 唇にそっと触れてみる。


 まだそこに、あなたの熱が残っているみたい。


 ねえ、絖覇。


 あたしはもう、逃げない。


 ずっと、ずっと、あなたの味方でいる。


 たとえ、道を踏み外してしまったとしても。


 あたしは、あなたを支えつづける。


 できる限り・・・・・・ずっと・・・・・・。



 彼のことを思い浮かべ、自然と笑顔が溢れた。


 彼のことを考えながら・・・・・・あたしは眠りについた。




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