鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~






「グオオォォォオッ!!」



 そんな、夕日に響き渡る叫び声。


 これは・・・・・・魔物!


 また現れたんだ!


 辺りを見渡すと、あたしが向かっていた家の方から煙が上がる。


 あそこにいる!

 
 あたしは鞄を持ち直すと、そこへ向かって駆け出した。



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