鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





 ・・・・・・ずっと、話聞いてたの?


 絖覇は気付かれたからか、開き直って居間へと入ってきた。



「すいません、全部聞いていました」



 ペコリと頭を下げる絖覇。


 ったく、いつのまに家にいたのよ。


 素直に呆れてしまう。


 でも、絖覇も知っておかなければならない。


 そんな気がした。


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