鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~



 
「りんりん!」


 
「ナト!


 どうしてここに?」



 途中でナトがフワリと空から下りてきて、あたしと一緒に走り出した。


 さっき、他の女の子たちに捕まってたじゃん!


 そんなナトはあたしの思いを読み取ったのか、前を見ながら言った。



「あの子たちには悪いけど、私の能力で瞬間移動させてもらいました。


 あ、ちゃんと記憶は消してきたよ」



 なるほど。



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