鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~






「グルル・・・・・・!」



「っ、きりがない!」



 魔物はただ攻撃するだけじゃ、倒れてくれない。


 浄化をどんどんしていかないと・・・・・・!



「はぁああっ!」



──パアァアァァァ!



 光の雨が降り注ぎ、数体の魔物は浄化される。


 だいぶ、減ったか?


 そう思って見渡すと、奥の方から魔物の波が襲ってくるのが見えた。


 いつまで、続くの・・・・・・?


 はぁ、はぁ、と息が切れる。


 霊力が、もう底を尽きかけていた。


 まだまだ、魔物はたくさんいるのに・・・・・・!




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