鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~




 そして、今・・・・・・。



「どこいったの? 私の鞄!」



「おーい、曾爾ー!


 ここにおいてあるよ!」



「・・・・・・それ、僕の」



「・・・・・・いいじゃん」



「ダメッ!」



「ケチ!」



「わーっ! ケンカはダメッ!」




 曾爾と曾於は、うちで過ごすことになった。


 なぜ、こんなことなったかというと・・・・・・。


 ちょっと前まで遡る。



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