鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~




 絖覇の頭を叩こうとした手は、軽く避けられて・・・・・・。



「じゃあ、そういうことだから!


 また明日な!


 気をつけて帰れよ!」



 そそくさと家の中に消えて行ってしまった。


 なにしてるのよ・・・・・・。


 しばらくあたしは、身体の熱が冷めず、その場から動くことが出来なかった。




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