鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~






「っ、く・・・・・・あ゙あ゙ぁあっ!」



 わずかに開いた唇から、堪えていたものが溢れ出した。


 涙が溢れて、あたしはお母さんの寝ているベッドを強く握った拳で叩きつけて・・・・・・。







 あたしは崩壊していた。






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