切片詩集 限界セグメント
仮面





傷を隠してると
僕に教えてくれた
そっと仮面を取って

その焼け爛れた肌に
キスをしたい
君が泣くのならきっと
僕も泣くだろう
仮面すら押し黙るこの瞬間に
いまそっと手を伸ばした







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