切片詩集 限界セグメント
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頭の中にある弦をかき鳴らさせて
旋律と拍動を焦燥に招き入れた
10秒後に僕はイク
理由も形もないその衝動は
ただ僕の本質を表しただけに過ぎない
僕はオーガズムだ
それ以上でもそれ以下でもない
痙攣を繰り返す胎児のように
生まれつきの
生まれつきの
僕の眼差しは誰のためでもない
僕のためでもない
陶酔がそこにあるだけ
ハイキーの声が耳に響く
天使のノイズかも知れないよ