この恋、永遠に。
私はカードが入った小さな封筒を差し出した。伝言では憚ることがあるかもしれないと思い、急遽文字でしたためたのだ。
「これを、渡していただけますか?」
「わかりました」
彼女はにっこり笑って快く引き受けてくれた。私はほっと胸を撫で下ろしてお礼を言う。軽く会釈を済ませると、急いでお店へと向かった。
お店へ向かう途中、雨は雪に変わっていた。皆、傘を差して足元に注意して歩く。私も転んでせっかくのドレスを汚すわけには行かないので、ゆっくり、足元に気をつけて歩いた。
お店に着くと、既に修理を頼んでいたフォトフレームは届いていた。一時間遅れるということだったが、少し大げさに時間を見積もったらしい。どちらにしても、予定通り受け取ることが出来たのだから、私は満足だ。綺麗にラッピングをし直してもらったそれを受け取ると、向かいのカフェで柊二さんを待つことにする。
前方の青信号が点滅し始めた。いつもだったら急いで渡ってしまうところだが、今日はやめておいた方がいい。次の青信号で渡ろう。私はいったん足を止めた。
青信号が赤に変わる。私は交差点の一番前で流れる車を眺めながら、信号が青に変わるのを待った。
定時は過ぎたが、柊二さんはきっとすぐには帰れないだろう。でも家ではなくてこの交差点のカフェまで迎えにきてくれるようメモを渡しておいたから、彼はきっと今頃それを読んでいるはずだ。ここなら会社から近いから、家で待っているよりも早く彼に会える―――。
「これを、渡していただけますか?」
「わかりました」
彼女はにっこり笑って快く引き受けてくれた。私はほっと胸を撫で下ろしてお礼を言う。軽く会釈を済ませると、急いでお店へと向かった。
お店へ向かう途中、雨は雪に変わっていた。皆、傘を差して足元に注意して歩く。私も転んでせっかくのドレスを汚すわけには行かないので、ゆっくり、足元に気をつけて歩いた。
お店に着くと、既に修理を頼んでいたフォトフレームは届いていた。一時間遅れるということだったが、少し大げさに時間を見積もったらしい。どちらにしても、予定通り受け取ることが出来たのだから、私は満足だ。綺麗にラッピングをし直してもらったそれを受け取ると、向かいのカフェで柊二さんを待つことにする。
前方の青信号が点滅し始めた。いつもだったら急いで渡ってしまうところだが、今日はやめておいた方がいい。次の青信号で渡ろう。私はいったん足を止めた。
青信号が赤に変わる。私は交差点の一番前で流れる車を眺めながら、信号が青に変わるのを待った。
定時は過ぎたが、柊二さんはきっとすぐには帰れないだろう。でも家ではなくてこの交差点のカフェまで迎えにきてくれるようメモを渡しておいたから、彼はきっと今頃それを読んでいるはずだ。ここなら会社から近いから、家で待っているよりも早く彼に会える―――。