この恋、永遠に。
「そう、これから。俺たちの子供のために。二階は子供部屋だよ」
「あ……」
「四部屋で足りるかな?」
いらずらな笑みを浮かべた柊二さんが私の瞳を覗き込んだ。もう、冗談ばっかり!
「柊二さんは何人欲しいんですか」
「何人でも。美緒に似た可愛い女の子がいい」
「私は柊二さんに似た男の子がいいです」
見上げて微笑むと彼の腕の中で体の向きを変えた。柊二さんの広い背中にそっと腕を回して抱きつく。
「でも、本当はどちらでもいいんです。柊二さんとの子供なら絶対に可愛いに決まってますから」
「美緒……」
私の背に回った彼の腕の力が強まったかと思うと、きつく抱き寄せられる。耳元で囁く彼の低くて深い声が艶めいていた。
「じゃあ、今から作る?」
微笑んで再び私の瞳を覗き込んだ彼の瞳には、既に欲望の灯火が揺らめいている。
私は真っ赤に染まった顔を彼の胸に押し付けると、コクリと小さく頷いた。
「好きだよ、美緒。君を愛してる。これから俺の一生をかけてそれを証明するよ」
私の唇に情熱的なキスを繰り返した彼は、私をそっと抱き上げ囁く。彼のキスで簡単に息を上げた私はその腕の中で負けじとキスを返した。
「愛しています、柊二さん。この先ずっと……覚悟してくださいね?」
私の最初で最後の恋。
つらいこともあったけれど、あなたはいつも優しかった。深い愛情を注いでくれるあなたと、これから生まれてくるであろう子供たちと、幸せな家庭を築いていきたい。
ありがとう。あなたに会えて、よかった―――。
Fin.
「あ……」
「四部屋で足りるかな?」
いらずらな笑みを浮かべた柊二さんが私の瞳を覗き込んだ。もう、冗談ばっかり!
「柊二さんは何人欲しいんですか」
「何人でも。美緒に似た可愛い女の子がいい」
「私は柊二さんに似た男の子がいいです」
見上げて微笑むと彼の腕の中で体の向きを変えた。柊二さんの広い背中にそっと腕を回して抱きつく。
「でも、本当はどちらでもいいんです。柊二さんとの子供なら絶対に可愛いに決まってますから」
「美緒……」
私の背に回った彼の腕の力が強まったかと思うと、きつく抱き寄せられる。耳元で囁く彼の低くて深い声が艶めいていた。
「じゃあ、今から作る?」
微笑んで再び私の瞳を覗き込んだ彼の瞳には、既に欲望の灯火が揺らめいている。
私は真っ赤に染まった顔を彼の胸に押し付けると、コクリと小さく頷いた。
「好きだよ、美緒。君を愛してる。これから俺の一生をかけてそれを証明するよ」
私の唇に情熱的なキスを繰り返した彼は、私をそっと抱き上げ囁く。彼のキスで簡単に息を上げた私はその腕の中で負けじとキスを返した。
「愛しています、柊二さん。この先ずっと……覚悟してくださいね?」
私の最初で最後の恋。
つらいこともあったけれど、あなたはいつも優しかった。深い愛情を注いでくれるあなたと、これから生まれてくるであろう子供たちと、幸せな家庭を築いていきたい。
ありがとう。あなたに会えて、よかった―――。
Fin.