イジワル王子の甘い嘘
***
時間は経ち、放課後。
俺は体育館でバスケの練習に励んでいた。
今日も体育館にはたくさんの見学者が集まっていて、とても賑わっている。
ちなみに、この中に莉奈の姿はない。
きっと今日も教室で仕方なく俺のことを待ってるんだろうなと思うと、なんだかおかしくて笑えてくる。
「え、なんか王子クスクス笑いながらシュート練習してるよ?」
「体調悪いのかな?」
「でもどんな顔してても王子はかっこいいから許されるよね!」
そんな見学に来ている女子たちの声が聞こえてきたことにより、俺は無意識に笑っていたことに気付き、咄嗟に表情を引き締めた。
……莉奈のこと考えながらひとりで笑ってるなんて、どうしたんだよ俺。
アイツのことを気にしすぎて、重症かもしれない。
今はバスケの練習に集中しなければと自分に言い聞かせて、ひたすらシュート練習に取り組んだ。
時間は経ち、放課後。
俺は体育館でバスケの練習に励んでいた。
今日も体育館にはたくさんの見学者が集まっていて、とても賑わっている。
ちなみに、この中に莉奈の姿はない。
きっと今日も教室で仕方なく俺のことを待ってるんだろうなと思うと、なんだかおかしくて笑えてくる。
「え、なんか王子クスクス笑いながらシュート練習してるよ?」
「体調悪いのかな?」
「でもどんな顔してても王子はかっこいいから許されるよね!」
そんな見学に来ている女子たちの声が聞こえてきたことにより、俺は無意識に笑っていたことに気付き、咄嗟に表情を引き締めた。
……莉奈のこと考えながらひとりで笑ってるなんて、どうしたんだよ俺。
アイツのことを気にしすぎて、重症かもしれない。
今はバスケの練習に集中しなければと自分に言い聞かせて、ひたすらシュート練習に取り組んだ。