行き着く先は・・・・。




「あ、そうだ。
あきさ私に男友達紹介してくれない?」

「え、もう?
海斗くんは・・・その、いいの?」

私の事を気遣って途切れ途切れに言うあき。

「もういいんだ。
ていうかあの場面見たら冷めるでしょ」

「・・・・・・本当に?」

あはは、と笑う私にあきは真剣な目で私を見て言う。

「・・・・あきにはかなわないな。
今のは半分本当で半分嘘・・・。」

「うん。」

「冷めたのは本当。
でも本当に好い嘘になる。」

黙ってあきは私の話を聞く。


< 29 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop