俺様社長と秘密の契約
「お前は、ダメなんかじゃない。ただ自分で気づいてないだけだ。俺を踏み台にすればいい。上に立て、龍介。俺ならどんな事でも耐えられるから」
「…会社なんていらないよ・・・欲しいのは、理子、だけだ」
「俺から何を奪ってもいい…だが、理子だけはやれない。理子は、俺の運命の人だから」
「…龍吾さん」
上を見上げると、龍吾は優しく微笑みを浮かべた。
大丈夫、そう言ってるように見えた。
『御堂社長、壇上へお上がり下さい・・・只今より、御堂社長から、重大発表がございます』
会場内で、アナウンスが聞こえた。
「理子、龍介、来い」
…半ば強引に、私たちは連れて行かれた。
「お集まりの皆様、今日は、このようなパーテイーにお越し下さり、誠にありがとうございます。
今日は、私、御堂龍吾より、二つ、発表がございます」
龍吾の言葉に、会場内が、静まり返った。
「私、御堂龍吾は、今日、この日をもちまして、社長の任を退く事に致しました」
その言葉に会場中が騒然とする。
「今後は、私の弟、御堂龍介が、御堂コーポレーションの社長として、行きます」
「兄貴、勝手な事」
「もう、逃げられないぞ、龍介・・・
そして、もう一つ、私の横にいます、沢山の雑誌で顔を見た事があると思いますが・・・
神宮寺善一郎氏の孫、神宮寺理子さんと、婚約したことをここでご報告いたします」
「りゅ、龍吾さん?!」
「大丈夫だ、これでもう、神宮寺社長は、俺達に手も足も出せなくなる」
…龍吾の考えていた事がここで、一気に表に出た。
「…会社なんていらないよ・・・欲しいのは、理子、だけだ」
「俺から何を奪ってもいい…だが、理子だけはやれない。理子は、俺の運命の人だから」
「…龍吾さん」
上を見上げると、龍吾は優しく微笑みを浮かべた。
大丈夫、そう言ってるように見えた。
『御堂社長、壇上へお上がり下さい・・・只今より、御堂社長から、重大発表がございます』
会場内で、アナウンスが聞こえた。
「理子、龍介、来い」
…半ば強引に、私たちは連れて行かれた。
「お集まりの皆様、今日は、このようなパーテイーにお越し下さり、誠にありがとうございます。
今日は、私、御堂龍吾より、二つ、発表がございます」
龍吾の言葉に、会場内が、静まり返った。
「私、御堂龍吾は、今日、この日をもちまして、社長の任を退く事に致しました」
その言葉に会場中が騒然とする。
「今後は、私の弟、御堂龍介が、御堂コーポレーションの社長として、行きます」
「兄貴、勝手な事」
「もう、逃げられないぞ、龍介・・・
そして、もう一つ、私の横にいます、沢山の雑誌で顔を見た事があると思いますが・・・
神宮寺善一郎氏の孫、神宮寺理子さんと、婚約したことをここでご報告いたします」
「りゅ、龍吾さん?!」
「大丈夫だ、これでもう、神宮寺社長は、俺達に手も足も出せなくなる」
…龍吾の考えていた事がここで、一気に表に出た。