俺様社長と秘密の契約
「貴女が御堂社長を見ている瞳は、麗美と全く同じだ」
「・・・・」
「悪い事は言いません、さっきも聞いたと思いますが、
御堂社長には想う人がいる、諦めた方が賢明だ・・・それでは」
「・・・・」
伊織に言われた一言が、私をどん底に落とした。
それと同時に、自分でも知らなかった気持ちを知ってしまった。
…幾度も体を重ねた私たち。・・・そこに感情など存在しないと思っていた。
御堂社長に抱かれる度に、自分の心はいつの間にか、
御堂社長に魅かれていた。
…しかし、この想いを知ったところで、私にはどうする事も出来ない。
…最初から分かっていた事だった。
御堂社長には婚約者がいた、婚約破棄したところで、彼には他に、
想いを寄せる女性がいた。
…第一、私と御堂社長では身分が違い過ぎる。
似つかわしい相手ではない。
そう思ったら、急に涙が溢れ出した。
…苦しい思いをするくらいなら、この想いに蓋をしなければ。
・・・・・・。
しばらくしてようやく落ち着いた私は、社長室に戻った。
「…どうした、今まで何をしてた」
「…すみません、突然、呼び出しがありまして」
…当たり障りのないウソをつく。
「…泣いてたのか?」
「・・・?!」
…化粧はちゃんと直してたつもりだった。
…それなのに、御堂社長に、ばれてしまった。
「・・・・」
「悪い事は言いません、さっきも聞いたと思いますが、
御堂社長には想う人がいる、諦めた方が賢明だ・・・それでは」
「・・・・」
伊織に言われた一言が、私をどん底に落とした。
それと同時に、自分でも知らなかった気持ちを知ってしまった。
…幾度も体を重ねた私たち。・・・そこに感情など存在しないと思っていた。
御堂社長に抱かれる度に、自分の心はいつの間にか、
御堂社長に魅かれていた。
…しかし、この想いを知ったところで、私にはどうする事も出来ない。
…最初から分かっていた事だった。
御堂社長には婚約者がいた、婚約破棄したところで、彼には他に、
想いを寄せる女性がいた。
…第一、私と御堂社長では身分が違い過ぎる。
似つかわしい相手ではない。
そう思ったら、急に涙が溢れ出した。
…苦しい思いをするくらいなら、この想いに蓋をしなければ。
・・・・・・。
しばらくしてようやく落ち着いた私は、社長室に戻った。
「…どうした、今まで何をしてた」
「…すみません、突然、呼び出しがありまして」
…当たり障りのないウソをつく。
「…泣いてたのか?」
「・・・?!」
…化粧はちゃんと直してたつもりだった。
…それなのに、御堂社長に、ばれてしまった。