私の過去。そして未来に向けて…




私がお風呂から上がって部屋に行こうとしたらお母さんがいた。




お母さんは私を見て驚いた顔をした。




そして…私を抱きしめた。




「ごめんね。あみ。お母さんを守ってこんな痣だらけにさせちゃって…」




…お母さんのせいじゃないよ。




私がお母さんとの約束を破ってリビングに行っただけなんだから。




でも、お母さんを放っておけなかったの…




私は黙って首を振った。




お母さんは泣きながら私に聞いてきた。




「あの人に…何か嫌な事された………?」




私はすぐ首を振った。




バレたくない。




バレたらダメなんだ…




私はこれからこの事を背負って生きていかなきゃいけないんだ…




そう思っていたら…泣いてしまった。




そしたらお母さんが




「やっぱり何かされたのね…!何されたの?いいなさい。」




私は首を横に振り続けた。




「あみ!言って!お願いだから…」




お母さん…言ってもいいかな?




お母さんショックうけるよ…?




それでもいいの…?




お母さんは目で「言って」って言ってる。




…言っちゃおうかな………




私がそう思った時……







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