ゲーム〜2ndStage〜

「春くん、爽透くんは忙しいの」

「でも、姉ちゃんとちび二人で家にいるってのも心配だよ」

一見、代夏と子供を気遣ってくれている秋良の台詞だが、

「うちに戻れば良いじゃん。そしたらちび達も姉ちゃんも危険減るし」

自分が代夏と一緒にいたいからこの手のわがままを言っているだけだ。

末っ子次男、わがままが度を越している。

最初に会った時はまだ３才で、その時からとんでもないわがままを要求する子供だったが、成長して知能が発達するにつれて勢力と規模を増しつつある。

「爽透くんの出勤が大変になるからだめ」

「じゃあ爽兄だけがここに住めばぁ？」

クレしん口調が腹立つが怒れない。

「初言音はお父さんと一緒〜」