【続】冷たい彼は旦那さま


心の隅で誤魔化せると思ってたのに…。


「え、は?やっぱりあるんだ?」


むすっと翼の表情が曇った。


「……ない、よ」


「へぇ…。嘘つくんだ?」


「嘘じゃ、ない……きゃ!?」


いつの間にか翼の舌が、私の耳を刺激する。


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