【続】冷たい彼は旦那さま


余裕が無いのが私だけなのも、いつも通り。


「白雪姫、降板できない?」


「だ、ダメだよ…。くじ引きだもん」


「へぇー…そう」


翼が首筋へと顔を埋めたかと思えば、チクッとした痛みが走る。


「ひゃっ!?」


かと思えば、吸い付かれる。


首筋から離れた翼の表情はまるで悪戯をした子供みたいな表情をしている。


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