【続】冷たい彼は旦那さま


情けなくて、どっちが子供なのか分からないな……。


苦笑しかできない。


「ふぅ……」


一つ深呼吸して、寝室へと向かった。


「遥か入るよ」


中から返事がしなかったけど、勝手に開けた。


薄暗くて電気をつけると、ベットに膝を抱えて座る遥がいた。


パッと勢い良く顔を上げた遥の顔は涙でぐしゃぐしゃで、何度も擦ったのか目が赤い。


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