【続】冷たい彼は旦那さま


「翼、大丈夫??」


タオルを額に置いて、ベッドに寄り添い翼を見ると苦しそうに呼吸している。


そんな翼の手を握りさするしか出来ない自分が悔しい。


「早くよくなれ…。早くよくなれ…。」


お呪いのように呟いていると、薄っすらと翼が目を開ける。


「あ、翼大丈――わわっ!?」


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