【続】冷たい彼は旦那さま


薄っすらと瞼を開けると、翼の瞳が私を捉えてた。


お互いキスしたまま、見詰めたまま。


なんて恥ずかしいキスなんだろう。


まるで私を見据えるように、全ての私を見透かされてるような、そんな感じ。


思わずぎゅぅっと目を閉じる。


スッと頬に翼の指先が触れる。


熱くて、温かい。


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