最高の誕生日



そして、私は朔に別れを告げた。


会社から帰って、自分のベットにダイブして、悩みに悩んで決めた答え。


電話をかける時、手が震えてた。


辛すぎて。




「…あぁ。人生最高の日になるはずだったのになぁ…。」



目に涙がたまって、泣きそうになる。



自分のベットの中で泣くなんて、なんだか振られた惨めな女みたいだから、ぐっとこらえるけど。


「振られたようなもんだよね…。」
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