能力家兄妹!



「あの四人は、レベルは50近くと言って、別に弱いわけでもないけどとっても強いわけでもない。それでも、何か特別な力…いいえ、ポテンシャルがあるのよ」



そう言うメイサは目がまっすぐだ。

メイサのレベルは69。侑芽は64。櫻井は65。




「確かに、あの、姫奈ってこは少し、何か強そうな力がありそう。あの子のセルフバティーをスキャンした時…あのセルフバティー、とっても凄い力があったの。攻撃の技なのかもしれない。でもそれを、私は読み取ることができなかった。何故なら、私のコンタクトアイの情報をはるかに超えていたから」


「というと…あの人達は、いい仲間になりそうだ」



櫻井の言葉に二人は頷いた。



「必ず、姫奈さんのセルフバティーを直してみせる。そして、あの子の本当の力を、見せてもらう…」



メイサのその声が真っ暗な夜の世界に響いたーーー…。

< 63 / 97 >

この作品をシェア

pagetop