能力家兄妹!
( なんか…懐かしいな…2年前の夢を見るなんて…)
そう思いながらブラウスを着ていく。
そこで目に止まったのは、勉強机に置いてあるセルフバティーだ。
一見見た目は携帯のようだ。
姫奈はブラウスのボタンもとめるのを忘れてセルフバティーを手にした。
「…アイファル…メモリア… 」
それは結構バーションが高いセルフバティーじゃないとダウンロードが出来ない。
おまけに、セルフバティーについているセーフティーも全て解除しないと作動しない。
強力な攻撃アタック。
周りの温度をうまく利用したアタックだ。
冷たい風と、その空気の温度を大袈裟にぶつけ合わせる。そうすることでそこの風の気温が異常の数値になる。
その異常な数値に、セルフバティーを使うと出てくる、電気、エネルギーを加えることで風に電流が流れる。
そしてさらに、セルフバティーの持ち主の体温、体に流れるエネルギー全てを一つの塊にする。
結構手間のかかった、攻撃パターンだ。