できちゃった結婚です!
あきれた表情でわたしを見る新。
それでまた胸がいたむ。
「新、最近忙しいよね」
「まあな。それよりも早くベッドに行けよ」
どうしてこうなっちゃったのかな
籍をいれたときはこんなことになるなんて思わなかった。
もっともっと絆が深まって
もっともっとお互いの事を想いあえるんだと思ってた。
でもわたしの考えはおかしいのかな?
「杏?」
「話したいこと、あるんだよ?」
「え?」
「いっぱいいっぱいあるんだよ?新はこの子がどっちかって
知りたくないの?準備とか、名前とか。どうしようとか思わないの?」
忙しいの、分かってるくせに。
もうどうすることもできなかった
止まらなかった。
「新は!どうしてわたしと結婚したの!?」