できちゃった結婚です!
「そういえば、愁子ちゃんから電話あったよ。
来週会いに来てくれるって」
「やったぁ!しゅうこちゃん、いつくる?」
「次のお休みかな」
「あと、なんこねたら?」
「そうだねぇ。あ、パパだよ」
視線の先には腕時計を見ながら立っている新の姿。
楓が私の手を引いて走り出す。
「ちょっと楓!」
「パパぁ!!」
今日も当たり前の日常が終わっていく。
愛おしい娘に手を引かれながら、新の元へと向かった。