できちゃった結婚です!



気持ち悪い...



「おい、どうした?」



大人しくて冷静な新の初めてみる、こんな慌てた顔。


本当はもっとちゃんと見てからかってやりたいのに
今のわたしにはそんな余裕がなくて。


「ごめん、トイレ行ってくる」


新にそう言ってトイレに駆け込んだ。









「大丈夫か?」


「うん、ごめん」


トイレから戻ると既にお茶がきていて、助かったと、一口飲む。


温かくて、心の中まで染みわたる。



「何かあったのか?」


「うん..」



多分、ううんもう逃げられない。


遂に言う時がきたのだ、この幼馴染みに。



「実はさ、わたし。妊娠したんだよ、ね」



< 24 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop