できちゃった結婚です!
気持ち悪い...
「おい、どうした?」
大人しくて冷静な新の初めてみる、こんな慌てた顔。
本当はもっとちゃんと見てからかってやりたいのに
今のわたしにはそんな余裕がなくて。
「ごめん、トイレ行ってくる」
新にそう言ってトイレに駆け込んだ。
「大丈夫か?」
「うん、ごめん」
トイレから戻ると既にお茶がきていて、助かったと、一口飲む。
温かくて、心の中まで染みわたる。
「何かあったのか?」
「うん..」
多分、ううんもう逃げられない。
遂に言う時がきたのだ、この幼馴染みに。
「実はさ、わたし。妊娠したんだよ、ね」