できちゃった結婚です!
「なら、ちゃんとそれを伝えてよ」
「あぁ」
「わたし、もう新は諦めたのかって、勝手に」
「諦めない、絶対に」
そっとわたしから離れる、新。
だけどわたしの手を握ってくれた。
「おじさん、結婚を認めてくれますか?」
「しかし、私は」
「お父さん!ごめんなさい!今までお父さんの思い通りにならない子供で」
「杏..」
わたしだって、信じられなかったけれど。
でもおめでたですよって言われてすぐに思えたの。
わたしも、この子を全力で守りたいって
「確かに、わたしと新は若いし、お父さんお母さんに心配かける事も
たくさんあると思う。でもわたしは、新と、この子と幸せになりたい。
守りたいの!」