できちゃった結婚です!
両家の名前が書かれたホテル内のレストランに着くのと同時に
新のお父さんがやってきた。
「おじさん!!」
わたしの声に笑顔両手を振ってやってくる。
陽気なところは全く変わってない。
「おう!お待たせ!久しぶりだね、杏ちゃん」
「はい!お久しぶりです!」
「うん、美人になったね~!おっ!秋月さん!!」
「あ、ご無沙汰してます!月島さん!」
お父さんが新との言い合いをやめておじさんのところへ向かう。
「ずいぶんと久しぶりですよね」
「この度はうちのバカ息子が申し訳ありません」
「いやいや、月島さんと親戚になれるなれるなら何でも構いませんよ」
うそつき
あんなに反対してたくせに
「おじさん、調子いいな」
「本当、そうだよね」