できちゃった結婚です!


両家の名前が書かれたホテル内のレストランに着くのと同時に
新のお父さんがやってきた。


「おじさん!!」


わたしの声に笑顔両手を振ってやってくる。


陽気なところは全く変わってない。


「おう!お待たせ!久しぶりだね、杏ちゃん」


「はい!お久しぶりです!」


「うん、美人になったね~!おっ!秋月さん!!」


「あ、ご無沙汰してます!月島さん!」



お父さんが新との言い合いをやめておじさんのところへ向かう。


「ずいぶんと久しぶりですよね」


「この度はうちのバカ息子が申し訳ありません」


「いやいや、月島さんと親戚になれるなれるなら何でも構いませんよ」



うそつき

あんなに反対してたくせに


「おじさん、調子いいな」


「本当、そうだよね」



< 77 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop