あなたのために…
あのやり取りから一週間がたった。



あの事があって谷宮君いいや、涼太とは仲が良くなった気がする。


「おい理沙、宿題やったか?」


「あっ、忘れてた!!」


「俺はやったからな。


でも見せない。」


「え~。いいじゃん!!見せてよ。」

こんな会話をするようにもなった。

だけど図書室の中だけだ。






教室では赤の他人なのだ。
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