あなたのために…
「理沙、おはよ~。」
あっ、由香里だ。
「おはよっ。」
「そういえば、昨日の…」
由香里と日常会話をしているとき、
「うちのクラスって暗いよね。」
後ろでクラスの女子がしゃべっていた。
「あー、分かる。
でもあれでしょ、
谷宮涼太がうちのクラスにいるからでしょ。
なんか怖いからクラスがしーんとしちゃう。」
「なんでうちのクラスに居るんだろう?」
この人達は知らないんだ。
涼太が怖くないということを。
私と涼太は教室ではしゃべらない。
しゃべりかけようとしたことがあった。
でも雰囲気的にできなかった。
図書室の涼太と教室の涼太は全然違う。
…クラスの人にも分かって欲しいな。
あっ、由香里だ。
「おはよっ。」
「そういえば、昨日の…」
由香里と日常会話をしているとき、
「うちのクラスって暗いよね。」
後ろでクラスの女子がしゃべっていた。
「あー、分かる。
でもあれでしょ、
谷宮涼太がうちのクラスにいるからでしょ。
なんか怖いからクラスがしーんとしちゃう。」
「なんでうちのクラスに居るんだろう?」
この人達は知らないんだ。
涼太が怖くないということを。
私と涼太は教室ではしゃべらない。
しゃべりかけようとしたことがあった。
でも雰囲気的にできなかった。
図書室の涼太と教室の涼太は全然違う。
…クラスの人にも分かって欲しいな。