あなたのために…
図書室
時は放課後。
部活も入っていないし入ろうとも思ってない私を、学校案内してくれる天使さんがいた。
佐山由香里さんは、私の隣の席の子だ。
吹奏楽部に所属しているにも関わらず、貴重な放課後を私に使ってくれている。
さっきはかなり非難めいた感じで彼女をとらえていたが、すごくサバサバしている。
私が好きなタイプだ。
ーわ、私は百合じゃないよっ!
「ここが理科室だよ。って、北山さん大丈夫?」
「う、うん。大丈夫だよ。」
しまった。変な事考えてたらポカポカと自分の頭を叩いていた。
「次は図書室行こうと思ってるんだけど、三階なんだよね。」
「佐山さん、ありがとう。こんな私のために…。」
「いや、いいんだけど。その佐山さんっての止めてくれない?由香里でいいよ。
私も理沙って呼ぶから。」
…私に友達と呼べそうな人が出来ました。
部活も入っていないし入ろうとも思ってない私を、学校案内してくれる天使さんがいた。
佐山由香里さんは、私の隣の席の子だ。
吹奏楽部に所属しているにも関わらず、貴重な放課後を私に使ってくれている。
さっきはかなり非難めいた感じで彼女をとらえていたが、すごくサバサバしている。
私が好きなタイプだ。
ーわ、私は百合じゃないよっ!
「ここが理科室だよ。って、北山さん大丈夫?」
「う、うん。大丈夫だよ。」
しまった。変な事考えてたらポカポカと自分の頭を叩いていた。
「次は図書室行こうと思ってるんだけど、三階なんだよね。」
「佐山さん、ありがとう。こんな私のために…。」
「いや、いいんだけど。その佐山さんっての止めてくれない?由香里でいいよ。
私も理沙って呼ぶから。」
…私に友達と呼べそうな人が出来ました。