この恋、成就率30%



「じゃ、それ伝えたかっただけだから」



「おー、」




あ、部活の話終わったのかな?


そう思っていると…




「ねぇ、竜くん!

竜くんなら、これ…どれを選ぶ?」



えみが竜の前に雑誌を広げた


そして、指差す先にはさっきの心理テスト…!



ちょっと、胸が高鳴った



りゅ、竜の恋愛成就率かぁ…


知りたいような、知りたくないような…




というか、竜に好きな人っているのかな?

それすら知らない私って…




ズゥーンと一人沈んでいる横で、

悠馬も雑誌を覗き込みながら話は進んでいた





「んー…、



これ、答えは 1の『友達』だな」




妙に、きっぱりと言い切った竜の声が聞こえた

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